摂州花隈の城主・戸沢山城守の父の戸沢白雲斎で、甲賀流忍術の達人(甲賀流忍術の開祖とされる)。猿飛佐助の師匠・戸澤白雲斎(とざわ はくうんさい)は、幼いころから武術に興味を持ち、戸隠山の奥深くでひとり修行を重ねていた佐助を見出し、忍術修行や精神形成に深く関わる重要人物。戸澤白雲斎は、猿飛佐助の師として語られる伝説の忍術使いで、山中に隠棲し、火遁・水遁・分身の術など、数々の秘技を佐助に授けたとされます。厳しくも深い愛情をもって佐助を育て、後に真田幸村に仕える道へと導いた、物語の陰の立役者です。佐助が強く、賢く、正義感のある忍者になれたのは、白雲斎の教えがあったからこそ。物語の中では、静かで厳しく、でもどこか温かい師匠として描かれています。白雲斎は、鳥居峠近くの角間渓谷(真田忍者の修行場とも伝えられる場所)で、佐助に3年間の厳しい修行を授けました。やがて佐助は、真田幸村に見いだされ、「猿飛佐助幸吉(さるとび さすけ ゆきよし)」という名を授かり、家臣として仕えることになります。その後、大坂夏の陣で徳川軍に敗れた幸村とともに、佐助は薩摩へと落ち延びたと伝えられています。
