忍者修業の里「忍者の森」
赤目四十八滝は、伊賀流忍者修行体験ができる自然豊かな観光地で、「忍者修業の里」として人気を集めています。修験道の霊場としての歴史的背景と、伊賀流忍者の修行地としての伝承残る、百地丹波ら上忍の修行伝説の地として、滝や渓谷の絶景とともに、忍者衣装をまとい本格的な修行を体験できるのが大きな魅力です。現在も「忍者修業体験」を通じて、その歴史的関係性を体感できる場となっています。自然美と忍者文化が融合したユニークな体験型観光地です。忍者修行を楽しんだ後は、渓谷散策や温泉、地元グルメも合わせて満喫できます。
忍者修行体験
赤目四十八滝のふもとにある体験施設で、伊賀流赤目忍術を学べます。体験内容は多彩で、以下のような修行があります。修行を終えると「秘伝の書」が授与される演出もあり、子どもから大人まで楽しめます。
伊賀者を自在に操り織田信長と死闘を演じた伊賀忍者の祖「百地丹波」が修行した赤目の滝で、幾多の修行の末確立した伊賀流赤目忍術を体験しよう。赤目四十八滝ふもと隠れ里の山中に忍者の修行の場がある、この地では子どもの頃より様々な忍者修行をするのが掟である。忍びの道具を使った修行や隠形術・登り術・飛び術・歩法・隠れ術・みずぐもの術(夏季限定で清流を渡る修行)・符牒の術符牒の術(忍者の合図や暗号)など様々な修行を体験して伊賀流忍術の奥義を極め、秘伝の書を手に入れましょう。
赤目四十八滝について
赤目四十八滝は、伊賀流忍者の修行地として伝承され、修験道の霊場と忍者文化が重なり合う歴史的背景を持っています。四十八もの滝が重なり合い、自然・宗教・忍者文化が融合した特別な場所で、特に伊賀忍者の祖・百地丹波(百地三太夫)が修行した地とされ、険しい渓谷や滝が忍者修行に適した環境に適しています。
赤目四十八滝の由来と修験道
- 「赤目」の名は、奈良時代の修験道の祖 役行者(役小角) がこの地で修行中、赤い目の牛に乗った不動明王が現れたという伝説に由来があり、古来より山伏や修験者が集う霊場であり、滝行や山岳修行の場として知られていました。
伊賀流忍者との関係
- 戦国期、伊賀忍者は険しい地形と豊かな自然を利用して修行を行ったとされ、特に百地丹波(百地三太夫)がこの地で修行し、伊賀流忍術の基礎を築いたと伝えられています。滝壺での水行、岩場での跳躍、森での隠形術など、自然環境を活かした修行が行われたと考えられます。
歴史的記録と文化的影響
- 奈良時代に修験道の祖・役小角が修行した地とされ、不動明王の伝説から「赤目」の名が付いたと伝わります。平安〜鎌倉期には「黄滝」「阿弥陀滝」と呼ばれ、修験者の霊場として文献に登場。江戸時代には儒者・鎌田梁洲が『観瀑図誌』で景勝地として紹介し、広く知られるようになりました。現代では「忍者修業の里」として体験施設が整備され、伊賀流忍術の伝統を観光資源として継承しています。
名張川支流・滝川上流に大小さまざまな滝が連なる景勝地として、赤目五瀑をはじめとする滝群は「日本の滝百選」「名水百選」「森林浴の森百選」に選ばれています。特別天然記念物のオオサンショウウオが生息しており、「日本オオサンショウウオセンター」があります
